対戦の心得

【はじめに】

GPLの醍醐味はなんといってもネットワークでの対戦です。しかしそれなりの走りをしないと一人のタイムアタックで速く走れても対戦では必ずしも勝てません。対戦に要求されるのはなんといっても安定度とフェアなバトルです。１周が速く走れても意味がありません。以下に安定度の高い走行とフェアなバトルをするためのガイドラインを書いておきます。

【１，予選】

対戦時は予選をする場合としない場合（スキップする）がありますが予選ではなるべく好位置につけられるよう全力（＾＾；）で走りましょう。ピットアウトして１周目はタイヤが暖まっていませんのであまり無理はしないことです。前車がいる場合はホームストレートでスリップストリームを使えると最高ですね。２周目はとりあえず無難な走りで、ある程度のタイムを出しておきましょう。予選時間が短い場合はこれが結構有利に働きます。十分タイヤの暖まった３周目からはもちろん全開。全力を尽くして走ります。もしここでミスしても２周目にある程度のタイムが出ていれば最悪の事態は逃れられるかもしれません。

【２，スタート】

いよいよスタートですが、これは非常に重要です。対戦相手とのタイム差がほとんどない場合はここで勝敗が決まることが多々あります。「スタートを征するものは全てを征する」ですからね。ではどうやって素早いスタートをきれば良いのでしょうか？スタートが速い人は一体何が違うのでしょうか？本来は企業秘密（＾＾；）なのですが、私なりに培ったノウハウを紹介します。

①、グリッド上

グリッドに付くとみなさんスタートの興奮からか普段見ているＦ１の放送のせいかやたらエンジンを吹かしたがりますが、これはあまり良くありません。なぜかって？吹かせば当然ガソリンは減るのです。例えばMONZAのNOVICEをLOTUSで走る場合レース周回数分だけしかガソリンを入れないとファイナルラップ途中からガス欠になり始めるのです。当然スタート前に吹かし過ぎるとその分前からガス欠になり始めます。私はほとんど吹かさないので最終コーナー立ち上がりぐらいからガス欠になりはじめるのでほとんどタイムロスがありません。トップを走っていたのに最終コーナーで抜かれたらたまりませんからね。スターターがグリーンフラッグを上げてから吹かせば十分です。

②、スタート

緊張の一瞬です。フルスロットルにしているとエンジンが壊れる（＾＾；）ので気をつけましょう。リミットより半目盛りぐらい低いところで回転を維持します。フラッグが振り下ろされたらシフトを入れます。それと同時に今までパーシャルだったアクセルを底まで踏み込みます。ここからは耳が命になります。他車の音が入り交じって聞こえにくいですが自分のホイールスピンの音を聞き分けましょう。ホイールスピンをしたらホイールスピンをおさめる分だけアクセルを戻します。音が聞こえなくなったらまた踏み込みます。これを一瞬のうちに何回も繰り返します。３速に入ればほぼ安心です。

練習の仕方：

TRAINING MODEで、ある程度練習したらSINGLE RACEでAIカーの上位とスタート対決をしてみましょう。AIカーと同等以上のスタートが切れれば文句ありません。

【３，１周目】

予選と同じく１周目はタイヤが冷えているためグリップレベルが低いのでここは冷静になりましょう。相手もタイヤ温度が低いのです。

【４，２周目以降】

先にも述べましたがレースは安定度です。タイムアタックと違いミスは命取りです。タイムアタックの時のようなギリギリの走りをしているようではいけません。早め早めのブレーキングで１つ１つのコーナーを確実にクリアしていきましょう。スローインファーストアウトを忘れずに。

【５，他車とのバトル】

レースで勝つためには他車とのバトルを征さなければいけません。そのためには時には理想のラインを外すことも必要です。フェアなバトルをするためにも以下のことを念頭において走るべきでしょう。基本的に追い越しはストレートかコーナー入口で行われます。

①自分が前を走っている場合

ストレートの場合：後車は自分のスリップストリームに入って速度を稼いだ上で行われます。この場合自分は蛇行などブロックはせず素直に抜かれるべきです。

コーナー入口の場合：相手は自分のインに入ってきます。バックミラーをしっかり見て相手が入ってくるようだったら自分はインのＣＰを外して車両１台分以上の幅を空けてあげましょう。相手の進入スピードが明らかに速い場合はアウト側に膨らんでくる可能性大なので、その分逃げておくことも必要かと思います。進入で抜かれても相手がアウト側に膨らめば立ち上がりで抜き返せます。

②自分が後ろを走っている場合

ストレートの場合：上記と同じですが、スリップストリームに入っても次のコーナーまでの距離が短い場合無理して追い越さないようにしましょう。

コーナー入口の場合：初めて対戦する相手の場合、手の内がわかりませんのでまずは何回か仕掛けてみて相手のレベルを把握しましょう。自分がインに入っていってもインを閉められてしまう場合はその人は後ろを見ていない可能性大です。その場合はストレートで抜くか、プレッシャーを掛けてミスを誘うことです。相手がミスしてコースアウトすればなんの苦もなく抜けますからね。

【６、コースアウト時の処理】

レースにコースアウトは付き物ですが、復帰の仕方にもある程度のマナーはあります。Shift-Rを使用して復帰するときは後車との間隔がない場合、自動的に復帰できないようになっていますが、はみ出しなどでそのまま復帰が可能な場合は以下のことに注意が必要です。

・他車のエンジン音が聞こえるようだったらコース上に出ずそのままダート上を走行しすみやかに抜かれること。・コース上に復帰してから他車のエンジン音が聞こえたらコースの端を走行しバックミラーを見ながら邪魔をしないように走行する。スピードが乗ってきたら通常の走行ラインに乗せること。

以上を念頭において、まずは以上をAIカーとの対戦で実践してみましょう。きっといい結果がでるはずです。