レーシングシムフリークなら知らない人はいないという傑作GP2から早数年。待ちに待ったGP3が発売されました。日記にショートレビューを書きましたが、なにせじっくりとやるには時間が掛かるんで少しづつ追記していこうかと思います。そのうちスクリーンショットも載せる予定です。ちなみにこのレビューは全てのヘルプ機能をOFFにした状態のものです。
★GP3ショートレビュー(000819修正)
・第一印象…GP2のグラフィックを綺麗にして、もっとコントローラブルにした感じ。といえば一番わかりやすいでしょうか。これはもちろん全てのヘルプ機能をOFFにした状態でのことです。
・マシンコントロール性…GPLで攻めて走れる人ならGP3のマシンコントロールはイージーです。相変わらず操作に対するレスポンスはすばらしいものがあります。GP2よりも明らかにコントロールの幅が拡がっており楽しいです。GPLと比べるとダウンフォースもありますし、タイヤのグリップも強力なので無茶苦茶よく曲がります。しかしアーケードという訳ではなく、あくまでもシム的な動きをするので、攻めるのは楽しいですね。この辺りが他のF1ゲームとは明らかに違うところです。GP3の目玉としてウェットがありますが、GPLをやっていればそんなに苦にはなりません。ブレーキもよく効きます(効きすぎの感あり)し、加速もGPLのマシンを更にハイパワーにしたって感じのフィーリングです。
・リアリティ…とにかく壊れにくいです。結構思い切りガードレールにぶつかってもノーダメージなことが多いです。まあいいけど。
・ユーザーインターフェース…GP2の流れを汲んでいるため、少々複雑ですが、GP2当時よりマシンパフォーマンスが上がっている分メニューの切り替えは比較的レスポンスが良いのでストレスは感じません。ただ、リプレイのセーブ方法がわかりにくかったり、再生も巻き戻しとか早送りもできないので、この辺りはPapyrusのソフトを見習って欲しいところです。
・グラフィックス…私のマシンでは1024×768でプレイすれば全くストレスを感じません。1280では重くてだめですが、1024でも充分遠くまで綺麗に見えるのでプレイには全然支障ありません。また雨のレースは一見の価値があるかと思います。GP2時代はハードウェアアクセラレーターに対応していなかったことを考えると、GP3はこの点がもっとも進化した点かと思います。ちなみにGP3のCD-ROMに入っているVoodoo3の最新ドライバを使用しないと路面のテクスチャが化けましたので、Voodoo3ユーザーは要注意です。
・サウンド…思っていたよりヘボいです。ほとんど進歩してませんし、他車の音が聞こえないんであまりプレッシャーを感じません(笑)。せっかくのSBLive!が泣いています。これは改善して欲しかったところです。サウンドはこことかここから別のを落としてくるとだいぶ雰囲気が変わって良いです。
・AI…結構、いやかなりアホです。かなり色々やってくれます。レースでもスタート時はコーナー入口は大渋滞で停止してしまいます。ストレートでスリップから抜けようとすると、再三蛇行運転して邪魔されるので抜けません。GP3のAIにはスポーツマンシップが欠落しているようです(笑)。PapyrusのAIは賢いなあと改めて思いましたね。
・ネットワーク対戦…ケーブル同士でも対戦不可能だそうです。マジでLAN内じゃないとダメなのね。。。トホホ。今の時代対戦できないソフトだとちょい辛いなあ。。。。。パッチ望む!!
・まとめ…ヘボいとか色々書きましたが、シムとしては充分合格レベルに入ると思います。特に現代のF1をモデルにした作品では1番の出来だと思います。また、No.1レーシングシムであるGPLに比べて良いところもたくさんあります。例えばコクピット内に現在のポジションや燃料残、スプリットタイムやファステストラップが表示されたりしますし、各種ヘルプ機能、テレメトリーも充実していますので、レーシングシム初心者〜熟練者まで幅広く受け入れられるのでないでしょうか?ただ上記レビューに書いた点は今後見直して欲しいところです。さて、このソフトを買おうか迷っているレーシングシムフリークの皆さんいかがでしょうか?。。。。。。私的には間違いなく買いですよ。これは。